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睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群

  • いびき
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは? 睡眠時無呼吸症候群が引き起こす健康リスク 危険な「いびき」の正体 主な症状 なぜ呼吸が止まるの? 睡眠時無呼吸症候群のタイプと原因 睡眠時無呼吸症候群はどのように診断するの? 睡眠時無呼吸症候群の治療法は?:あなたに合った治療法を提案します 生活習慣の改善:日々の習慣を見直す CPAP(シーパップ)療法:最も効果的な標準治療 循環器内科専門医が睡眠時無呼吸症候群を診るメリット なぜ金子内科を選ぶべき? 心臓・血管への影響を専門的に評価:将来のリスクを低減 まずはご相談ください

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

みなさんは友人やパートナーに

 

いびきがうるさい、大きい

寝ているとき、息が止まっていることがある

 

といわれたり

 

自分のいびきで起きる

息苦しくて目が覚める

日中の眠気が強い

不眠

治療をしているのに、血圧がなかなか下がらない

 

などの症状を自覚したことはありませんか?

 

そのような場合、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」という病気のサインかもしれません。SASは心臓や血管に負担をかけ、高血圧や糖尿病などの生活習慣病のリスクを高めます。また肥満人口の増加や病気の認知度の上昇、健康への悪影響により注目を集めている疾患です。金子内科では、米国循環器内科専門医がSASと生活習慣病を同時に診察し、あなたの睡眠と健康をサポートします。ここではSASをわかりやすく解説します。

 

睡眠時無呼吸症候群が引き起こす健康リスク

睡眠時無呼吸症候群の本当の恐ろしさは生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症)を引き起こすことです。

生活習慣病については下記のリンクより詳細をご覧ください。

高血圧

糖尿病

脂質異常症

危険な「いびき」の正体

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは何らかの理由で睡眠中に呼吸が10秒以上止まる「無呼吸」であり、睡眠時無呼吸症候群はその結果、日中の眠気や倦怠感を生じる病気です。睡眠の質が低下し、十分な休息が得られず、心身に悪影響を及ぼします。

 

主な症状

大きないびき

パートナーから「うるさくて寝られない」と指摘される。

夜中の目覚め

無呼吸で酸素が不足し、夜中に息苦しくて目が覚めます。

朝の倦怠感・頭痛

スッキリせず、朝からだるさが残ります。

日中の眠気

仕事や運転中に強い眠気を感じ、集中力が低下します。

記憶力低下

睡眠不足で集中力の低下や物忘れが増えます。

 

なぜ呼吸が止まるの? 睡眠時無呼吸症候群のタイプと原因

睡眠時無呼吸症候群には大きく分けて以下の2つのタイプがあります。

 

閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS):最も一般的なタイプ

SASの約9割を占めるのがこのタイプです。睡眠中に空気の通り道である上気道(のどや鼻の奥)が物理的に狭くなり、閉塞してしまうことで呼吸が止まります。

 

OSASの主な原因

  • 肥満
    首周りやのどの奥に脂肪が蓄積し、気道を圧迫します。減量は治療の第一歩です。
  • 扁桃腺・アデノイド肥大
    特に小児に多いですが、成人でも原因となります。
  • 舌や軟口蓋(のどちんこ)が大きい
    仰向けに寝た際に重力で気道を塞ぎやすくなります。
  • 顎が小さい、下がり気味
    舌の付け根がのどに落ち込みやすくなります。
  • 鼻炎や鼻中隔湾曲症
    鼻呼吸がしにくいため、口呼吸になりやすく、気道が狭まる原因となります。
  • 飲酒や睡眠薬の使用
    筋肉が弛緩し、気道が閉じやすくなるため、注意が必要です。
  • 加齢
    のどの筋肉が緩みやすくなります。

中枢型睡眠時無呼吸症候群(CSAS):心臓病との関連も

脳からの呼吸指令が一時的に止まってしまうことで呼吸が停止するタイプです。OSASと比較すると稀ですが、心不全や脳疾患など、他の病気が原因となっていることがあります。当院では、循環器内科医として心臓の状態を詳しく確認し、CSASの可能性も考慮した上で診断を進めます。

睡眠時呼吸症候群はテレビで特集がされたりすることもあるため、病名を聞いたことがあるかたもいらっしゃるかもしれません。

 

この病気で問題となるのは日中の眠気ですが、眠気がない人も15-50%ほどもいると報告されています(1)。ではそういうかたはクリニックに受診や治療をしなくても良いのかというと、そんなことはありません。

睡眠時無呼吸症候群が引き起こす健康リスク

睡眠時無呼吸症候群の本当の恐ろしさは生活習慣病、心臓病、脳卒中、メンタルヘルスのリスクが増大すること、およびこれらの病気のコントロールが悪くなることです。睡眠中に呼吸が止まるたびに体は酸素不足に陥り、心臓や血管に大きな負担がかかります。また脳も十分に休まらず、自律神経のバランスが崩れやすいです。「たかがいびき」と放置すると、睡眠時無呼吸症候群はさまざまな合併症を引き起こします。

高血圧

SASは高血圧のリスクが上昇します。

心不全

心筋梗塞や心不全のリスクが上昇します。

脳梗塞

脳の血管が詰まる、破れるリスクが上昇します。

 

心房細動

不整脈のリスクが増大します。

糖尿病

血糖コントロールが悪化します。

うつ

睡眠不足がメンタルヘルスに悪影響を及ぼします。

他には日中の眠気による運転や仕事の重大な場面でのミスを引き起こす可能性があります。特にバスやタクシーなどの公共交通機関でお仕事をされている患者様であれば取り返しのつかないミスにつながる可能性もあり生活の安全にも影響するため、定期的な検査による早期発見、早期治療が大事です。実際、睡眠時無呼吸症候群は交通事故を起こすリスクは2.36倍という報告もあります(2)。

 

 

私は心不全や高血圧の患者様をこれまでたくさん診察してまいりましたが、睡眠時無呼吸症候群が隠れている患者様も多かったです。睡眠時無呼吸症候群の治療をしないと、血圧や心不全のコントロールが不良となりますが、薬物療法だけでは高血圧や心不全を改善に導くことが困難なことがありました。

 

睡眠時無呼吸症候群はどのように診断するの?

睡眠時無呼吸症候群の診断は問診、診察、そして睡眠時の検査で行います。

 

問診・診察:まずは症状を詳しくお伺いします。

 

受診のきっかけ、日中の眠気、いびきや夜間の症状などをお伺いします。ご家族からの情報も重要であるため、可能であれば一緒に受診してください。また顎の形や扁桃腺の大きさなども確認したします。

 

簡易型睡眠検査(アプノモニター):ご自宅で簡単にチェック

手の指や鼻の下にセンサーを装着し、睡眠中の呼吸状態、酸素飽和度、無呼吸の状態などを検査します。睡眠1時間あたりの「無呼吸」と「低呼吸」の合計回数をAHI(Apnea Hypopnea Index、無呼吸低呼吸指数)と呼びます。このAHIで睡眠時無呼吸症候群のスクリーニングや重症度を分類します。この検査で睡眠時無呼吸の可能性が高いと判断された場合、より詳しい精密検査(終夜睡眠ポリグラフィー)に進みます。

 

5≦ AHI < 15 – 軽症

15 < AHI <30 – 中等症

AHI ≧ 30 – 重症

 

  • メリット
    ・指や鼻にセンターをつけるだけであり、手軽。
    ・比較的安価
    ・装着が簡単
    ・結果が出るまでの時間が短い
  • デメリット
    ・測定項目が少ない
    ・ポリソムノグラフィーほど正確ではない

入院PSG検査(終夜睡眠ポリグラフィー):一泊入院検査

医療機関に一泊入院し、脳波、いびきの状態、呼吸状態、眼球や筋肉の動きなどを詳しく調べる検査です。簡易型睡眠検査でAHIが40未満であった場合、この検査をすることにより、治療方法を決める検査となります。また閉塞性、中枢性の睡眠時無呼吸症候群のどちらのタイプの障害かも調べることができます。ただしできる施設に限りがあるため予約が取りづらく、入院が必要であり、検査費用が割と高額(3〜5万円ほど)という欠点もあります。また入院PSG検査をしている病院が多くはないため、予約がとりづらい状況もありえます。

 

  • メリット
    ・測定項目が豊富
    ・診断制度が高い
    ・重症度の正確な診断が可能
    ・自宅でできる
  • デメリット
    ・センサーの数が多くやや煩雑
    ・簡易検査よりは高価

在宅PSG検査(終夜睡眠ポリグラフィー):ご自宅で詳しくチェック

入院PSG検査にたいして時間が確保できない方におすすめなのが在宅PSG検査です。入院することなく自宅でより詳しい検査ができます。ただし入院PSG検査と違い、睡眠時無呼吸以外の睡眠障害や、閉塞性、または中枢性の睡眠時無呼吸症候群かの区別はできません。

 

 

当院では睡眠時無呼吸が専門であるゾーン株式会社様と提携しており、簡易検査、在宅PSG検査のどちらにも対応しております。

循環器内科専門医による包括的な検査:合併症を正しく評価します。

睡眠時無呼吸症候群の検査と同時に、循環器内科専門医として以下の検査を必要に応じて行います。

心電図

心肥大や不整脈の有無をチェックします

心臓超音波検査

心電図で異常が認められる、または息切れや高血圧などがあれば提案いたします。

血圧測定

睡眠時無呼吸に合併している割合が高く、必ず確認いたします。

血液検査

血糖値やコレステロール値、中性脂肪、腎臓や肝臓の機能を確認します。

頸動脈超音波検査

動脈硬化の進行度合いを確認することにより、脳梗塞のリスクを評価します。

これらの検査により、睡眠時無呼吸症候群だけでなく、それに合併症している、もしくは合併する可能性の高い生活習慣病を早期に発見し、当院では総合的な治療戦略をたてることが可能です。

睡眠時無呼吸症候群の治療法は?:あなたに合った治療法を提案します

睡眠時無呼吸症候群の治療法はタイプや重症度、合併症の有無によって異なります。当院では患者様一人ひとりに合わせた最適な治療法を提案します。

生活習慣の改善:日々の習慣を見直す

軽症の場合や、他の治療法と併用して行われます。

 

減量

肥満が原因の場合、体重を減らすことで気道への圧迫が軽減されます。

飲酒・睡眠薬の制限

寝る前の飲酒や一部の睡眠薬は上気道の筋肉を弛緩させ、無呼吸を悪化させるため控えるようにします。

禁煙

喫煙はのどの炎症を引き起こし、気道を狭める原因となります。

寝る姿勢の工夫

仰向けではなく横向きに寝ることで舌の落ち込みを防ぎ、気道が確保されやすくなる場合があります。

鼻づまりの改善

アレルギー性鼻炎などがある場合は、その治療を行うことで鼻呼吸がしやすくなります。

CPAP(シーパップ)療法:最も効果的な標準治療

CPAP(Continuous Positive Airway Pressure:持続陽圧呼吸)療法は、中等症から重症の閉塞型睡眠時無呼吸症候群の治療で最も効果的な標準治療です。

CPAP装置は、寝ている間にマスクを介して一定の空気を送り込み、常に気道に陽圧をかけることで、気道の閉塞を防ぎます。これにより、無呼吸や低呼吸が解消され、質の良い睡眠がとれるようになります。

CPAP療法のメリットとしては以下のことがあります。

 

  • メリット
    ・いびきがなくなる
    ・日中の眠気が解消される
    ・集中力や記憶力の向上
    ・高血圧、糖尿病や不整脈などの合併症の改善効果
    ・心臓や脳血管疾患の発症リスクが低下する

またCPAPは交通事故を起こすリスクを約72%減少させる(3)、という報告もあります。

当院では患者様に最適なCPAP装置を提供するため、いくつかの業者様と提携しております。治療開始後も定期的に受診していただき、効果の確認や設定の調整、合併症の管理を行います。

 

CPAPが保険適応となるのは

 

✔︎ 簡易睡眠検査(アプノモニター)でAHI≧40

✔︎ 終夜睡眠ポリグラフィーでAHI≧20

 

です。

マウスピース

軽症から中等症の閉塞型睡眠時無呼吸症候群に対して有効な場合があります。歯科医と連携し、患者様専用のマウスピースを作製します。このマウスピースを装着することで、下顎を前方に突き出し、舌の付け根が気道を塞ぐのを防ぎます。CPAPの適応がない、軽傷から中等症の睡眠時無呼吸症候群が対象となります。

外科的治療:根本的な解決を目指す場合も

扁桃腺やアデノイドの肥大が原因の場合、手術が検討されることがあります。また、鼻の構造に問題がある場合、鼻の手術が行われることもあります。重度の場合は、気道を広げるための他の手術が検討されることもありますが、適用は限られます。当院では、必要に応じて専門の医療機関をご紹介いたします。

 

図:睡眠時無呼吸症候群の大まかな治療の流れ

OA:マウスピース療法

 

循環器内科専門医が睡眠時無呼吸症候群を診るメリット

当院では米国循環器学会認定の循環器内科専門医が、睡眠時無呼吸症候群の診断から治療、そして合併症の管理までを一貫して行います。

 

睡眠時無呼吸症候群と生活習慣病の同時評価・治療:多角的なアプローチ

 

前述のように、SASは高血圧、糖尿病、脂質異常症、不整脈(特に心房細動)、心不全など、様々な生活習慣病と密接に関連しています。これらの病気は互いに悪影響を及ぼし合い、症状を悪化させることが知られています。

 

当院では、SASの診断・治療と並行して、これらの生活習慣病や不整脈の検査、診断、治療を同時に進めることができます。

 

「いびきで受診したら、知らなかった高血圧や糖尿病も見つかった」

「CPAP治療を始めたら、血圧も安定してきた」

「心房細動の治療をしていたら、睡眠時無呼吸症候群が見つかり、両方の治療を受けられた」

「心不全をきっかけに睡眠時無呼吸症候群が見つかり、同時に治療を受けられた」

 

私の経験上、このようなケースは少なくありません。

 

 

 

なぜ金子内科を選ぶべき?

金子内科では、米国循環器内科専門医がSASを診察いたします。SASは心臓や血管に負担をかける病気で、高血圧、心不全、狭心症や糖尿病などの心臓病や生活習慣病と密接に関連しています。当院ではSASの治療と同時にこれらの疾患を管理し、トータルな健康サポートを提供いたします。

 

心臓・血管への影響を専門的に評価:将来のリスクを低減

循環器内科医は、心臓や血管の専門家です。睡眠時無呼吸症候群が心臓や血管に与える長期的な影響を正確に評価し、心筋梗塞や脳卒中といった重篤な病気の予防に努めます。心電図、心臓超音波、血液検査などを活用し、潜在的な心血管リスクを評価します。特に、心房細動のリスク評価と管理は、脳梗塞予防の観点からも非常に重要です。

まずはご相談ください

「いびきがひどいと言われた」「日中の眠気が気になる」「高血圧や糖尿病がなかなか良くならない」、もし一つでも当てはまる症状があれば、ぜひ一度当院にご相談ください。

 

睡眠時無呼吸症候群は決して珍しい病気ではありません。適切な診断と治療で症状が改善し、健康寿命を延ばすことができます。

 

お気軽にご来院いただくか、お電話でお問い合わせください。あなたの健やかな毎日をサポートできるよう、スタッフ一同でお待ちしております。

よくある質問

睡眠時無呼吸症候群は本当に治療が必要ですか?
中程度から重症であれば治療が必要であり、治療をお勧めいたします。睡眠時無呼吸症候群は単なるいびきや眠気の問題ではなく、高血圧、糖尿病、心筋梗塞、心房細動や脳卒中などの生活習慣病や血管の病気のリスクを増加させることがわかっており、いびきや眠気を治療する以上にこれらの病気の診断、治療も重要です。また日中の眠気により交通事故や労働災害のリスクも増大します。早期に診断、治療を開始することでこれらの症状の改善や将来の病気の予防できる可能性があるため、治療は非常に重要です。
家族から「いびきがひどい」「寝ているときに息が止まっていると」と言われます。病院に行った方がいいですか?
いびきや睡眠中の呼吸停止は睡眠時無呼吸症候群の代表的な症状です。特にいびきが突然止まり、その後に大きな呼吸音とともに再開する、という症状がある場合は睡眠時無呼吸症候群である可能性が高いと思われるため、ぜひ一度ご相談ください。ご家族の指摘はご自身では気づきにくい重要なサインです。放置することにより日中の眠気による仕事のミスや運転中の事故のリスクが高まるだけでなく、高血圧、糖尿病、心筋梗塞、脳卒中などの生活習慣病や心血管のリスクを高めることが知られています。
CPAPは痛いですか?
基本的には痛みは伴いません。CPAPは寝ている間に専用のマスクを装着し、圧力をかけた空気を送り込むことで、軌道の閉塞を防ぐ治療方法です。マスクの装着感や空気の送り込まれる感じが最初は慣れない方もいらっしゃいますが、違うマスクを装着したり、空気を送り込む圧を最初は弱くして、徐々に上げていくことで不快感を減らせる可能性があります。
CPAPを始めたらいつ頃から効果を実感できますか?またいつまで続ける必要がありますか?
個人差はありますが、多くの方が治療を開始してから数日以内に効果を実感されます。CPAPは病気の根本治療ではなく、症状をコントロールする対症療法であるため、継続をしないと効果は無くなります。睡眠時無呼吸の原因である肥満や気道の閉塞が改善されれば、CPAPを一度中止のうえ睡眠検査を再度施行し、AHIが改善していれば、CPAPの中止は可能です。
CPAPで治療すれば睡眠時無呼吸症候群は治るのでしょうか?
CPAPは睡眠時無呼吸症候群に対して原因を取り除く根本治療ではなく、狭くなった気道に対して高圧で酸素を送り込むことで症状を和らげる対症療法です。CPAPの使用をやめた場合では無呼吸低呼吸指数が治療前の状態に戻ることも多いです。
CPAPはずっと継続しないといけないのでしょうか?
睡眠時無呼吸症候群の原因の多くが肥満による気道狭窄であるため、体重減少により睡眠時無呼吸症候群の重症度が低下し、CPAPが必要でなくなることがあります。体重が減少した後に睡眠時検査で再度重症度を評価し、軽症であることが確認できればCPAPは中止できます。また気道狭窄の原因がアデノイドや大きな扁桃腺などが原因と考えられた場合は口蓋垂軟口蓋咽頭形成術という手術で睡眠時無呼吸が改善され、CPAPを中止できる可能性もあります。この手術の適応かどうかを判断するには耳鼻科専門医による評価が必要です。

参考文献

1: Gottlieb DJ, Punjabi NM. Diagnosis and Management of Obstructive Sleep Apnea: A Review. JAMA. 2020 Apr 14;323(14):1389-1400.


2: Komada Y, Nishida Y, Namba K, Abe T, Tsuiki S, Inoue Y. Elevated risk of motor vehicle accident for male drivers with obstructive sleep apnea syndrome in the Tokyo metropolitan area. Tohoku J Exp Med. 2009 Sep;219(1):11-6.


3: Tregear S, Reston J, Schoelles K, Phillips B. Continuous positive airway pressure reduces risk of motor vehicle crash among drivers with obstructive sleep apnea: systematic review and meta-analysis. Sleep. 2010 Oct;33(10):1373-80.


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