2026.01.02
帯状疱疹ワクチン、迷っている方へ
こんにちは、院長の安藤智です。
日々の診療において帯状疱疹ワクチンについてご質問をいただくことが時折あるため、
今回は、帯状疱疹ワクチンについて、少し個人的な経験も交えてお話ししたいと思います。
実は私自身、過去に帯状疱疹を経験したことがあります。
正直に言うと、「けっこうつらかった」です。
皮膚の痛みはピリピリ・ズキズキとした神経痛で2週間弱続き、日常生活にも支障が出ました。服を着るときに擦れたり、体を捻ったリスだけでもピリピリとした痛みが悪化し「もう二度とあの痛みは味わいたくない」と思いました。
■ 帯状疱疹は「年齢とともに誰にでも起こりうる病気」です
帯状疱疹は、水ぼうそうのウイルスが体内に潜伏し、加齢や疲労、ストレス、免疫力の低下をきっかけに再活性化することで起こります。
特に
-
50歳以上の方
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忙しくて疲れが溜まりやすい方
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持病がある方
は、発症リスクが高くなります。
そして問題なのは、治ってからも痛みが長く残る「帯状疱疹後神経痛」の後遺症になる可能性があります。この痛みが数か月〜年単位で続くこともあり、日常生活の質を大きく下げてしまいます。
■ 「痛みに弱い」「痛いのは本当に苦手」という方へ
診察をしていると、
「注射が痛そうで迷っている」
「副反応が怖い」
という声をよく聞きます。
ですが、正直にお伝えすると――
帯状疱疹そのものの痛みは、ワクチンの注射やその副反応よりは随分と強いと思います。
私自身が経験して強く感じたのは、
「ワクチンで防げる可能性があるなら、打った方が良い」という後悔でした。
特に痛みに弱い方ほど、帯状疱疹は避けてほしい病気です。
■ ワクチン接種は「将来の自分への投資」
帯状疱疹ワクチンは、
・発症を防ぐ
・発症しても重症化を防ぐ
・長引く神経痛のリスクを下げる
といった効果が期待できます。
「今は元気だから大丈夫」ではなく、
**“元気なうちに備える”**という考え方がとても大切です。
■ 最後に
私は医師として、そして実際に帯状疱疹を経験した一人として、
痛みに弱い方、不安の強い方には特にワクチン接種をおすすめしたいと思っています。
もちろん、接種するかどうかは一人ひとりの判断です。
当院では、メリット・デメリットを丁寧にご説明した上でご相談をお受けしています。
「自分はどうなんだろう?」と少しでも思われた方は、ぜひお気軽にご相談ください。
当院では現在、帯状疱疹ワクチン接種はしておりませんが、今年の横浜市の公費接種事業が継続されるのであれば、当院でも接種を始める予定です。