2026.01.12
心臓エコーでは何がわかる?
こんにちは、院長の安藤智(とも)です。早いもので金子内科を承継させていただいてから半年近くが経過しようとしています。地域の皆様の健康増進や健康相談を気軽にしていただける、そんな地域のかかりつけ医を引き続き目指してまいります。
今回は私の専門でもある、心臓エコー検査についてのお話です。
〜心電図やレントゲンでは分からないこと〜
健康診断や診察で
「心拡大がありますね」
「心雑音が聞こえます」
と言われ、不安になって受診される方は少なくありません。
そのようなときに役立つ検査の一つが心臓エコー検査です。
当院では院長が自身で検査をいたします。
今回は、心臓エコーで何がわかるのかを、できるだけ分かりやすくご説明します。
心臓エコーとはどんな検査?
心臓エコー(心エコー)は、超音波を使って心臓の形や動きを直接観察する検査です。
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放射線は使いません
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痛みはありません
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外来で行えます
- 15分程度で終わる検査です
心臓が実際に「どのように動いているか」を見ることができる点が、他の検査との大きな違いです。
心臓エコーで分かる主なこと
心臓エコーでは、次のような点を詳しく確認できます。
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心臓の大きさ
→ 心拡大が本当にあるのか、どの程度か -
心臓の動き(ポンプ機能)
→ 心不全の兆候がないか -
心臓の弁の状態
→ 逆流や狭くなっていないか -
心筋の厚さ
→ 高血圧の影響が出ていないか -
心臓の周りに水がたまっていないか
これらは、心電図やレントゲンだけでは分からないことも多くあります。
心電図・レントゲンとの違い
よく「心電図ではだめなのですか?」と聞かれます。
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心電図:心臓の電気の流れを見る検査
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レントゲン:心臓の影の大きさを見
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る検査
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心臓エコー:心臓の構造と動きを直接見る検査
それぞれ役割が違い、心臓エコーで初めて分かる異常も少なくありません。
こんな方には心臓エコーをおすすめします
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健康診断で「心拡大」を指摘された
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息切れや動悸が気になる
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血圧が高い状態が続いている
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心雑音を指摘された
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むくみが出やすい
症状が軽くても、早めに調べておくことで安心につながります。
実際に当院であったケース
最近、健康診断で「心拡大」を指摘され、当院を受診された方がいました。
自覚症状はほとんどありませんでしたが、心臓エコーを行ったところ、中程度の弁膜症があることが判明し、一年に一度のエコー検査をお勧めいたしました。
また別の方では、心電図の異常をきっかけに心臓エコーを行ったところ、心臓の動きが悪いことが判明しました。
早い段階で状態を把握できたため、生活習慣の見直しと治療を開始し、現在は安定して経過をみています。
このように、症状が強くなくても、心臓エコーで初めて分かることがあります。

当院の心臓エコーに対する考え方
当院では、
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不安を残さないこと
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必要な方に、必要なタイミングで検査を行うこと
を大切にしています。
検査結果はその日のうちに記録した写真と一緒にご説明し、今後どうすればよいかを一緒に考えていきます。
最後に
心臓の病気は、早めに気づくことで大きなトラブルを防げることが多い分野です。
健診で指摘された方や、少しでも気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
当院では外来で心臓エコー検査が可能です。